ひとつの映画だけで「人生観が変わった」って言う人は軽蔑してるんですが、最近そうかもと肯定的になりました。
前編はこちら。
それでは、後編行きます。
容疑者Xの献身
花岡靖子は娘・美里とアパートに二人で暮らしていた。そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め訪ねてきた。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。
そして3月11日、旧江戸川で死体が発見される。警察は遺体を富樫と断定し、花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずることに気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。
すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。湯川は当初傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。
ガリレオシリーズの劇場版。
ドラマは1期も2期も両方視聴済み。
当時は小学生~中学生だったので、ドラマだけで充分だと何故か思っていた。
初めて観たが、度肝を抜かれた。
まず、映画のタイトルに「ガリレオ」の文字がない。
記されているのは「容疑者Xの献身」という本タイトルだけ。
これだけでも制作陣が本気で作った意志が感じられる。
特に、石神を演じた堤真一の演技がまあ光る。
まさかのピカピカの実の能力者だった。
「驚いたねぇ〜〜〜」
それに、トリックが巧妙すぎる。
推理モノが好きな自分も推理してみましたが、完全に裏切られました。
ここまでワクワクしたのも久しぶりです。
【こんな人にオススメ】
- 推理モノが好きな人
- 福山雅治と家族になりたい人
- 主題歌の「最愛」が最高にいい曲なのでそれを聴きたい人
きっと、うまくいく
行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。
YouTubeで最近よく観ているマコなり社長という方がいて、その人が自分の人生を変えた映画ベスト5に挙げていたのもあって視聴。
(ちなみに1位はクレしんのオトナ帝国)
3時間という割と長い時間だったが、それ以上に学ぶ内容はたくさんあった。
どんな状況下にあっても、自分が前を向いて行動すれば、道は開ける。
そんなことを教えてくれました。
特に、後半にファルハーンが親に夢を追いかけたいと直談判しに行くシーンは涙無しでは見れません。
個人的に今の状況に申し訳なく、さらに泣きました。
ちなみに主人公のランチョーを演じたアーミルカーンは学生の役を演じていますが、当時40代だったそうです。
【こんな人にオススメ】
- インド映画に抵抗がない人
- 今、生きる意味を失っている人
- 夢を持っているが、親に反対されてる人
レオン
ニューヨークの片隅に立つアパートに暮らす、寡黙で孤独な男レオン(ジャン・レノ)。その正体はすご腕の殺し屋で、トニー(ダニー・アイエロ)という男の仲介を経て暗殺を行っていた。そんなある日、彼の隣室に暮らす一家をスタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)とその部下たちが惨殺する。たまたま外出していた12歳になる一家の娘マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、異変を感じてレオンの部屋へ向かって救いを求める。彼女をかくまったレオンは、そのまま一緒に生活を送ることになり……。
僕の叔父さんのDVD部屋にこれがあったのを思い出したので、今更視聴。
マチルダ演じるナタリーポートマンの貫禄たるや。
当時とはいえ歳下の演技に魅了されていきました。
また、主人公のレオン演じるジャン・レノも凄腕の殺し屋ではあるものの、実は不器用で字が書けなかったりするギャップもあって愛おしく感じました。
名作と言われるのも、すごく分かります。
レオンって名前だけ見たら、ライオンとその飼育員の話かと思ったら全然違うので、ビックリしました。
- ナタリーポートマンが見たい人
- アクションが好きな人
- ライオンの出る映画が観たい人
クレヨンしんちゃん ロボとーちゃん
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた謎の美女に連れられ、マッサージも兼ねてエステの「無料体験」を受けることに。
エステを終えて家に着いたひろしだったが、そこで自分の体がロボットになっていることに気づき驚く。ロボットになった自分を前に警戒心むき出しのみさえに対し大喜びのしんのすけ。
そんな中ひろしは、自分の体がロボットになった原因があのエステサロンであったことに気づく。それは、邪険に扱われる日本の弱い父親達の復権を企てる『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀だった。
「家族は、オレが守る!!」
崩壊寸前のカスカベを前にロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、しんのすけと共に立ち上がる。
最近のクレしん映画はあまり観てなかったんですが、オトナ帝国を観たブログを書いた際に、
ロボとーちゃん泣けるから観ろ
という意見が相次ぎまして、言う通りに観ました。
泣きました。
何から何まで作りが巧妙すぎる。
視聴者の感情をここまで誘導してくる制作陣、もしやメンタリスト集団か?
Daigoどんだけいるんだよ。
最後、しんちゃんのロボとーちゃんを想う気持ちに涙が止まりませんでした。
クレしんはどれだけ俺の涙腺ぶっ壊せば気が済むんだ。
主題歌はきゃりーぱみゅぱみゅの「ファミリーパーティー」
最近よく口ずさんでます。
【こんな人にオススメ】
- メンタリストの罠にハマりたい人
- 最近お父さんと口を聞いてない人
- 最近家族と会えてない人
メン・イン・ブラック
ニューヨーク市警の若き警官ジェームズは、追跡していた犯人を目の前で逃してしまうが、そこへ黒服の男「K」が現れ、逃がした犯人が宇宙人であったことを知らされる。Kはジェームズの素質を見込んでMIBにスカウトし、ジェームズはMIBの新たなエージェント「J」としてコンビを組んで活動を始める。一方その頃、地球壊滅を企む昆虫型エイリアンが地球に侵入し、不穏な動きを見せはじめて……。
これ1~3まで観たの今回で3回目くらいなんですが、何度観ても面白い。
SFモノとアクションものが好きな自分にとっては天国。
K演じるトミー・リー・ジョーンズはBOSSの缶コーヒーの宇宙人役としても有名。
くれぐれも水溜りボンドではないので悪しからず。
3はJがタイムスリップして過去へ戻り、同じくタイムスリップして過去を改変させた宇宙人と対峙します。
そんなJ演じるウィル・スミスが歌う主題歌(1.2)も最近よく聴いてます。
イカしてます。
【こんな人にオススメ】
- SFモノが好きな人
- BOSSの缶コーヒーが飲みたくなった人
- 宇宙人を実際に見たことがある人
何者
演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。22歳・大学生の5人は、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就職活動に励むが、人間関係は徐々に変化していく。
佐藤健が多すぎる。
菅田将暉や有村架純、二階堂ふみに岡田将生、更には山田孝之。
錚々たるキャストで大学と社会人の狭間にある「就活」をテーマに物語は進んでいきます。
佐藤健演じる光太郎が、現代にめちゃくちゃいそうなタイプの人間です。
SNSが生んだモンスター。
主題歌「NANIMONO(feat.米津玄師)」は中田ヤスタカと文字通り米津玄師がタッグを組んだ曲。
激レアさんをよく観ている僕としては大変馴染みのある曲です。
いかがでしたでしょうか。
ここまで読んでくれているあなたは、てんさいマスターです。
物凄く僕のファンです、知らんけど。
映画とは関係ない締めにはなりましたが、お疲れ様でした。
史上最高の文字の多さ、4232文字を添えて。