2020年最強のアルバム(虹玉レア)が出た「Patrick vegee」感想
UNISON SQUARE GARDENって本当に3人しかいないの?ってレベルで音のレベルが頭おかしい。
お前ら3人千手観音なん?
そもそもこれ一般人がやると骨粉砕するけど?
注意書きしとかないと、これは特殊な訓練を受けているので、絶対に真似しないでくださいって。
ツッコミが止まらない、北斗百裂拳ならぬツッコミ百裂拳出来る。
1.Hatch I need
オススメ度:★★★★☆
イントロで既にテンション絶頂。
絶対ライブ映えする。
この曲聴くだけでもUNISON SQUARE GARDENの頭おかしさに圧倒されます。
始めにこの曲持ってくるベース田渕の思い切りの良さよ。
約2分20秒が光のように過ぎ去る。
ハチとneed(針)をかけている秀逸なタイトルに「1曲目で先頭打者ホームラン狙ってるやん…」と項垂れた記憶。
2.マーメイドスキャンダラス
オススメ度:★★★★★
「マーメイドのォォォォ……」
ボーカルとギターの斎藤宏介が放つこの歌声が耳に響く瞬間毎度毎度イきそうになる。
静と動が分かりやすいように表現されていて、本当に聴いてて気持ちいい実質オナニーソング。
ドラムの鈴木もよくこんな調子で叩けるよな。
嫌いな人思い出して叩いたら上手く叩けるって言うけど(初めて言った)その度が過ぎている。
人類みんな嫌いな人レベルだろ。
3.スロウカーブは打てない(that made me crazy)
オススメ度:★★★☆☆
ポップ路線に移行。
ただ、移行してもユニゾンの快進撃は止まらない。
1曲2曲目はホームラン狙ってきてたのに、この曲は手堅くバントをして走者を進めるわけでもなく、流し打ちでホームラン打ってやろうって感じ。
ごめん、俺も何言ってるかわからん。
この曲も他も然り、歌詞が聴いてても気持ちよすぎる。
「ネジはオヤツに入りますか?」って一言普通歌詞に出てくるか?いや出ない。
更にこの曲の最後にもあるように、次の曲に繋がるような演出が憎い、ニク過ぎるよ三菱……
これミスチルにもよくあるんですけど、それよりもっとわかりやすい且つカッコイイ。
これだけでも聴いて欲しい、ほんと濡れる。
4.Catch up , latency
オススメ度:★★★★☆
「つまりlatencyを埋めていますぅ……」
一瞬のうちにこの曲になるこの演出よ。
爽やかな曲調ではあるのに、ちゃんとロックテイスト、何だこの塩梅は……
バラエティではめちゃくちゃふざける癖に、挨拶をしっかりするし、モデルの煌びやかさまで再現する日向坂46、佐々木久美のようなバンド。
俺は今まで佐々木久美を耳に放っていたのか……
そりゃ気持ちよくもなるわな。
ラスサビ前の「流れけりぃぃいいいい〜!!!!!!」が気持ちよすぎる、歌いてぇ。
山びこはやっほーじゃなくてこれ叫びたい。
5.摂食ビジランテ
オススメ度:★★★☆☆
一気に静かなイントロかと思いきや、サビに入って「めんどくせぇぇぇぇヨォォォ忌々しい〜」
身体にいいかと思えば、腸に入った瞬間毒が入ってましたってカミングアウトされたみたいな感覚。
即死間違いなし、ただユニゾンに殺されるなら本望。
Bメロ終盤の「小林くん番号教えてよ、浜崎さんリボン可愛い」が個人的に推しポイント。
他のバンドにはない破天荒且つ想像すらつかないような言葉を歌詞にして遊ぶ感じが魅力の一つにもなっているUNISON SQUARE GARDEN。
彼らの褒め言葉はもちろん「頭おかしい」でファンの中では通じるのだ。
6.夏影テールライト
オススメ度:★★★★★★
個人的には6~8の曲順で聴くのが最強のフルコース。
もう夏は過ぎてしまったが、コロナで夏祭りに行けなかった夏祭り難民の皆さんは是非この曲を聴くべき。
特に彼女彼氏がいるリア充の皆さんは聴くのが義務です。
日本国憲法276条に記載されています。
「一つずつ君を知れるなら傷つくのも検討事項」という歌詞が世間のラブソングらしさを踏襲しつつ、ユニゾンのオリジナルをはめ込んだ最強の歌詞だと踏んでいます。
極上のカレーにめちゃくちゃ辛いデスソースかけるみたいな感じ(絶対違う)
最後の「幻に消えたなら ジョークってことにしといて」
からの Phantom Jokeはもう鳥肌。
聴いた瞬間は不死鳥にでもなれる。
7.Phantom Joke
オススメ度:★★★★★★★
ドラム叩いてるやつ救急車で運ばれるんとちゃうか?と思うくらいドラムの体力を蝕む悪魔のような曲。
ベース田渕のドS部分が存分に出てしまった、これこそ幻に消えて欲しい。
Fateの曲だけあって、ダークな雰囲気も相まって、ユニゾン屈指の最強曲が出来上がってしまった。
カッコイイの100乗したい。
この曲だけに限らずテンポ早すぎて、お前らほんまはドMのド変態集団なんかと思うしかない。
これ聴いた後にこれ冗談だろ…と思ってしまう、まさにPhantom Jokeにしたい曲である。
8.世界はファンシー
オススメ度:★★★★★★★
これはMV観たら魅力がわかるし、Happy☆になる。
1度聴いたらもう一度聴きたいな…の無限ループ。
究極のスルメ曲。
歌詞をスラスラ唱える斎藤宏介に倣って歌うも、全く追いつかない(ユニゾンあるある)
滑舌いい上に噛まない斎藤宏介の舌諸共欲しい。
切実に欲しい。
欲を言うならあの顔面も欲しい。
9.弥生町ロンリープラネット
オススメ度:★★★☆☆
前曲の「世界はファンシー」の最後の歌詞「fancy is lonely…」から既に始まっている当曲。
ギター→ドラム→ベースと徐々に参加してくるイントロが堪らない。
遠藤さくら、賀喜遥香、筒井あやめ、夜明けトリオがナイフで刺してくる、とてつも怖くもあるが、刺されたら刺されたで気持ちいいある意味サイコパス曲。
この曲は特にベースの音がよく聞こえてめちゃくちゃカッコイイ。
ユニゾンには珍しい共感性の高い歌詞に乗せて、田舎に帰ったような安心感を彷彿とさせるモダンなロックソング。
そして次の曲に繋がるように最後の歌詞「そして僕らの春が来る……」
10.春が来てぼくら
オススメ度:★★★★★★★
凝らした伏線を回収するドラマや映画を観て呆気に取られるのが好きなんですが、UNISON SQUARE GARDENは本当にそれが得意。
前曲と次曲の繋がりが安易ではあるんだけど、分かりやすくてめちゃくちゃクールでDelicious!!
それでいてこの「春が来てぼくら」は春という季節を抱えながら春にすぐ聴きたくなるようなthe春ソング。
なにか偉大なことを達成した時は斎藤宏介に「花丸だね」と言われたい。
UNISON SQUARE GARDENにハマったばかりの時はこの曲が1番好きだった迄ある思い出の曲。
最高にポップ且つユニゾンらしさを併せ持った、UNISON SQUARE GARDENしか書けないし、歌えないそんな曲。
もうこんな曲歌われたら誰でも惚れるし、死ぬど。
11.Simple Simple Anecdote
オススメ度:★★★★★★★
このアルバムカップリング曲の中で断トツに好き。
サビの冒頭「全部嫌になったなんて簡単に言うなよ 全部が何かってことに気づいてないだけ」の歌詞を初めて聴いた時にすんなり耳に入ってきた。
UNISON SQUARE GARDENは喉越しのいいうどんまで作るのかと驚いた。
UberEATSもビックリの早業である。
黒柳徹子も今日はこの曲をいただくと思う。
12.101回目のプロローグ
オススメ度:★★★★☆
唯一の5分と長い曲ではあるのに、トッポより最後まで中たっぷり。
101回目のプロポーズをパロディにしてるのに、本家超えそうな勢いってどういうことだよ。
ラスサビのアカペラが堪らん、堪らなさすぎる。
斎藤宏介の歌声って世界救えると思うよ。
コロナで気分まで落ち込む深刻な状況下で、最高の朗報。
それこそがこのアルバムがサブスクで聴ける時代になっているという事実である。
何度も歌詞にある「よろしくね、始まりだよ」が優しくも蕩けるような声を耳元が颯爽と通り過ぎていくので、終わりを信じられない。
「えっ…始まりって言ってたじゃん……」
俺でさえもメンヘラになってしまう始末。
そこからUNISON SQUARE GARDEN無限ループが始まるってことです。
まとめ
個人的に今年最強のアルバムだと思います。
アルバムの順番で聴くってことは殆どないんですけど、(直近でもKing Gnuの「ceremony」)これはもうすんなり入り込めました。
ギターもベースもドラムもボーカルも何ひとつ無駄な音がない。
理想的なバンドの最終形態ってUNISON SQUARE GARDENだと思います。
あぁ滅茶苦茶ギター欲しい……
誰か金を持て余してる皆さん…どうかください……