てんさいのwikipedia(高校生編)

高校時代
・高校に進学してからの部活は掛け持ちだった。
一つは中学から続けてきたバレー部。
もう一つは音楽がやりたいと思って軽音部に入った。
まずはバレー部。
これが最初はキツかった。
最初に当時のキャプテンに目をつけられた。
俺もよく思ってなかったが、あることをきっかけに俺はバレー部を辞めた。
その時に何をやらかしたのか、俺はLINEグループでノート機能で後に"黒歴史"となる置き手紙を書き記した。
下記(原文ママ)


俺はバレー部をやるか、歌とダンスをやるか
今日までずっと悩んできて。
でも、どっちもやりたいっていう気持ちは変わらんくて。
ただその決心した理由が
今日の(キャプテン)さんに怒られて拗ねたとかじゃなくて。
別にバレーに嫌気がさしたとかでもなくて。
先輩たちも好きやし、もちろん1年みんなも好きです。

でも、自分にも夢があるから。
その夢を追いかけるためにも俺は高校では歌とダンスをやりたいと思いました。

これでみんなとは距離ができるかもしれへんけど
俺はバレー部じゃなくなるけど
俺はホンマに楽しかった、
まだ1ヶ月も経ってないけど。
みんなと出会えてよかったよ。
ありがとう。みんな
ホンマにありがとう。
バレーやれて楽しかった。

明日から俺は行きません。
自分から退部して静かに去りたいと思います。
ありがとう。
ごめんなさい。
それじゃあね。
また逢う日まで



結果から言うと、この黒歴史は嘘をつき過ぎである。
キャプテンに怒られて拗ねたとかじゃないと言っているが、正直拗ねていた。
ヤケクソで辞めた。
それに、歌とダンスをやる夢があるなんて軽々とほざいているが、それも嘘。
本当はキャプテンがいるバレー部が嫌で辞めたかったから。
それを口実にしてはまずいので、歌とダンスを口実にした。
それに何だこのやけに臭い言葉遣い。
そりゃキャプテンにもグダグダ言われるわ。
ちなみにこの翌日、バレー部内で緊急会議が行われたらしい。

だが、そこから高校2年の春にバレー部の同期から連絡が来た。
まだバレーがやりたい気持ちがあるなら、戻ってきて欲しいと言われた。
正直やりたかったし、必要とされているなら尚更行くしかないと思い、即決。
再入部した。
でもこの選択が間違ってなかった。
元からうちの高校のバレー部は3部だったのが2部に昇格。
俺らの代の後の代は1部に昇格したりと、黄金期と言っても過言じゃない時代をすごした。
そんな貴重な時期に自分も再入部をして同期や後輩とバレーをやれた時間は本当に楽しかったし、人生の財産になった。
引退した時は泣いちゃったな。
歳を重ねる事に涙脆くなってしまう。
でもそれくらい熱中できたことは良かったかもしれない。
それは受験勉強と同じで。




・バイト
実はかなり飽き性な俺だが、それはバイトにも反映されていた。
飽き性というよりも打たれ弱いの方が合ってるのかもしれない。
まず最初のバイト。
確かあれはホテルのディナーの準備のバイトだった。
バレー部を一旦辞めてバイトしようとしていた時に中学時代の友達に誘われた。
1回その友達と面接のようなものに行った。
面接会場は職場だったが高層ビルで何か合わない感じがした。
独特の雰囲気に怖くなった俺は採用されたが、電話で辞退した。
これには友達も腹を立てたらしく、未だにその友達とは会ってない。
これは俺が悪いんだが……

その後はラーメン屋で働いた。
これも高校の友達の紹介だった。
ラーメンが好きな俺はラーメンが食べれると思って決めたが、あの時は気を抜いていた。
ラーメン屋は予想を遥かに超えるほど忙しかった。
皿洗いをしながら餃子を焼いて注文も取らなきゃいけない。
不器用な俺は何度も失敗して、店長に怒られた。
「失敗するのはいいけど同じ失敗はするな」
今でもこの一言は覚えてる。
バイトのシフトがわからないまま、電話が来た。
辞めるなら辞めるって言えとキツく言われて辞めますと言った。
1週間で辞めた。
誘ってくれた友達にも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

このままじゃどこ行っても働けない。
ニートにでもなってしまうんじゃないか。
そんなことを考えていた矢先、公文で先生をしていた友達のお母さんにスーパーを紹介された。
幸いなことにこの3つはみんな誰かに紹介されて入った。
人脈は決して広くはないけど、紹介してくれることは感謝しなくちゃいけないなと今思った。
友達のお母さんに紹介されたスーパーから採用された俺はせっせと働いた。
そのお母さんとも知り合ってから長いし、今までからするとまた期待を裏切ってしまうし、その人に泥を塗ってしまった経験もあるから、辞める選択肢は無かった。
気がつけば3年目になっていた。
おかげで社員さん、パートさん、バイトの後輩達とはみんな仲良くなった。
呑み会にも絶対行くくらい親しくなった。
特に店長は尊敬しているし、こんな大人になりたいなと思わせてくれる人だ。
これからも仲良くしていきたい。